shouyaの気まぐれブログ

21 June

yumeの必需品、紙おむつ

yumeにとって必要なもの
GOON スーパーBIG（大王製紙）
・テープ止めタイプ(28枚入り)
・パンツタイプ(18枚入り)

恥ずかしいかな、まだ、紙おむつのお世話になっている。
生まれたばかりのころは、体が小さく、市販の新生児用サイズでも大き過ぎた。

中学部に上がるころまで、幼児用の一番大きなサイズを使っていたが、
小学部6年生のころから、だんだん体が大きくなって、はかせるのもきつくなった。
股の部分に切れ込みをいれたり、工夫して、サイズを伸ばすようにしてみたが
ズレ落ち、横から漏れるようになってしまった。

ママが、大人用と幼児用の中間サイズが有ると情報を得て、見つけたのがGOON スーパーBIGだった。
学校へは、パンツタイプを持たせ
家では、テープ止め(いわゆる紙おむつ)タイプを利用している。

出来るだけ、トイレに行かせるようにしているが
yumeの気分が良い時は、教えてくれるが
タイミングを外してしまう事が多く、結局、紙おむつのお世話になってしまう。

月の消費量は、パンツタイプが6個、テープ止めタイプが4個
紙おむつを卒業してくれると、非常に助かるのだが。。

でも、身長が伸びてきている事もあり、そろそろ小さくなり始めている。
このサイズと大人用サイズの間に、もう一つサイズを増やしてもらえるとありがたい。
叶う事なら願いたい。

00:04:31 | shouya | |

18 June

いじめ問題も、給食費未払い問題も根源は一緒？

ママと大型の薬局店に買い物に行った。
4歳位の男の子が、買い物カートを押しながら店内を走り回って楽しんでいた。

気がつくと、後ろから男の子の泣き声が聞こえてくる。
鼻の辺りを手で押さえ、痛そうに泣いている。
どうやら、カートを押して走り回っているうちに足がもつれ、カートに顔をぶつけてしまったようだ。
カートを放り出し、親に助けを求めて、探して泣いていた。
泣き声に気がついたのか、20代半ばの母親が駆けつける。
息子がなぜ泣いているのか、すぐには事情が飲み込めない様子だったが、
押さえている鼻の位置と、カートの出っ張りを見比べて状況を把握した。

「だから、危ないといったじゃないの、カートで遊ぶのは止めな！」

店内に母親の声が響く
その母親の後ろから、50歳代後半の女性が近づいてくる。
どうやら、その母親の母親らしい。
二人とも、自分たちの化粧品選びを子供に邪魔されて、いらだっているのが分った。
子供にとって、カートを押して走り回るのは、待たされる暇を解消するのに都合の良い遊び道具だった。

しばらくして、ママが化粧品選びに夢中になっている姿を見つける。
ひと二人がすれ違うには少し狭い通路で、しゃがんで下の方に陳列されている商品を見ていた。
さっきの母親組も傍にいた。

そこへ、あの男の子がカートを押して突っ込んでくる。そして、ママのお尻に接触。
それを見た男の子の母親が、叱る。
「ほら、ぶつかった！　だから、止めなといったろ！」
男の子からカートを引き取る仕草もなく、ただ怒る。

あれ、なんか変？
カートをぶつけられたママには？　ごめんなさいは？
親だったら、子供の行動に対して、誤るのが普通じゃないの？
母親の母親も、なんの行動も無し。
おーい。ママは被害者なんだけど。

なんだかな、こういう親が増えていないか？
自分たちの事で、精いっぱいというか、周りが全然見えていないというか。。
この二人の母親が、今を、現代を象徴しているように見えて仕方がない。
この二人の年代は、共に、いじめ問題、給食費未払い世代と一致する。

昭和の初めの世代。。軍国主義の教育でいろいろあるにしても
人との関わり、躾けには厳しい時代だった。私の親が、学校の先生方がこの世代。

昭和20年世代。。学生闘争、自由を求め、新しい時代を訴え行動した世代。
小泉内閣から、代表される？　破壊の世代？

昭和30年～40年世代。。昭和の初期に苦労した親たちに育てられ、
高度成長期に育てられ、線路を敷いてもらえ、人の目を気にしてきた世代。

昭和50年世代～。。ガンダムに象徴される世代？
「殴ったね！　お父さんにも殴られた事がなかったのに。。。」
昭和20年代の反発精神の影響が出始めた社会の中で育てられた世代。

時とともに、人が育つ環境が変わってきている。
意識も、感覚、価値観も変わってきている。

いじめが悪い、給食費を払うべきと、言葉で言っても理解できる状況なのだろうか？

考えてみると、私の世代が、この問題の親たちにあたる。
どこで歯車が狂ってしまったのだろう。

躾け、マナー、道徳
どれも「知識」の延長線上の物として捉えようとして
解決の糸口を探っている気がしてならない。
そんなことで、解決できるのだろうか？

01:45:07 | shouya | |

16 June

yumeを連れて、高円寺の街へ

朝から雷雨となった土曜日
yumeも気分が落ち着かない
学校の運動会が終わり、通常の授業に戻ったはずが
どうも調子が合わない様子

午前中は、何かを訴えたいのか私にひっつき
布団の上であぐらをかかせ、その上に座り抱きついてくる。
髪の毛や、腕、首筋の皮膚の柔らかい部分を狙って
ヒッカク、ネジル、ツネクル、ツマム
怒ってみたり、泣いてみたり、無理して笑ったり。。

音楽を聴かせろ！、テレビをつけろ！と、訴える
ふだんよく見る「音楽ファンタジー　ゆめ」のDVDを見せる
一瞬、スピーカーの傍に近寄り「聞く」体制に入るが
ススッと手が伸び、オーディオ装置の適当なボタンを押す
選曲が悪い！と、訴える
夕方に良く見る、エリッククラプトンのDVDを見せる
ススッと手が伸び、ボタンを押す
iPodからの音楽に切り替える
落ち着かない時期に良く聞く、マーラーのアダージョを聞かせる
ススッと手が伸び、ボタンを押す

この繰り返しが、さらにyumeの不機嫌を煽り
自分でもどうして良いか、何をすれば満足できるか判らず
パニック状態となる、その怒りの矛先を私に向ける
私の腕を自分の体に巻き付けるようにして
ヒッカク、ネジル、ツネクル、ツマム
怒って、泣いて、無理して笑う

数年前までは、こういったyumeの行動が良く理解できず
あまりの反復に、こちらも苛立ち怒ったものだ
その感情が、yumeにも伝わり、さらにエスカレートした
お互いの苛立ちのエネルギーが、嵐を生んだ

yumeは、ただ単に暴れているわけではない
自分がどうなっているのか？、何をしたら良いのか？
感情と、行動自体を自身でもコントロール出来ない
だから、その結果としてパニック状態となる

その事が、なんとなくではあるが理解できるようになったのは
ママの鬱を経験したからなのかも知れない
yumeがパニック状態となった時は、出来るだけ受け止め
納得？するまで、私の体を使ってもらう事にした。
薄く鋭いyumeの爪、ひと掻きで皮膚が。。
まるで猫と格闘した後のようになる
でも、その甲斐もあってか、落ち着くのが早くなった

yumeも思春期な訳だし、体を使わせようよ
歩く事は出来るのだから、連れ出して歩かせようよ
そうすれば体の新陳代謝も良くなるし、気分も良くなると思う
ママの提案もあり、yumeが歩けるようなところを選び出かけるようになった

午前中の雨も上がり、車で何の気なしに高円寺方面に向かった
高円寺には知人がいるが、一度も街に足を踏み入れた事がなかった
向かう途中、善福寺川公園という緑が気持ちよい所を見つけ散歩した
雨上がりの中、木々の幹から、葉っぱから、とっても良い香りがした
yumeもとても気持ちよさそうに歩いた

高円寺は、南口側の駅から少し離れた所に車を駐車し、南口商店街に向かった
yumeは途中の公園で十分に歩いたので、どうかな？と思ったが歩いた
ゲームセンターの前を通りかかると、yumeの足が止まった
最近、興味をもったのか、私の腕をひっぱり中に入る
思わず、ママと顔を合わせた。ちょっとビックリした
ゲームセンターの中は音がうるさく、yumeは苦手だったからだ

ゲーム機を物色するでもなく、目的があるかのように室内を歩く
テトリスのゲーム機の前に来ると「やれ！」と、言わんばかりに立ち止まった
50円玉を投入し、ママと始める、慣れないゲームの操作で、あっという間に終わる
yumeは、ゲームに参加する事もなく、画面を見る事もなく
ただ、横に立っているだけで満足しているようだった

商店街は、古くもあり、新しくもあった
昔からのお店、若い人が新たに開いた店
にぎわう程ではなかったが、「ひと」のにおいがした
郊外に出店してくる大型店舗、アウトレットショップとは趣がちがう

駅への方向は人が多いため、反対側に向かって歩いた
ママも初めて歩く商店街、歩くペースが自然と落ちる
yumeは歩く事に飽きはじめ、私が抱っこしてママのペースに合わせた
気がついて、振り向いてみると、ママの姿が見えない
どうやら、どこかの店に吸い込まれた様子
しばらく立ち止まりママを待つ事にした

女子中学生のグループが楽しそうに歩いてくる
一人の子がyumeを抱く私の姿に気がついた
友達に私たちへ視線を向けるよう合図する
ひそひそ何やら話ながら目の前を通りすぎていった

ショーウィンドウに映る、yumeを抱いた自分の姿
yumeの身長は130センチを超えている
どうみても幼児を抱く姿には見えなかった
とても不自然な「絵」が映っていた

00:10:00 | shouya | |

07 June

前に詰めて！、席をゆずって！

仕事で、埼玉県の郊外にある病院に行った。
入院されている患者さんが、新しいパソコン購入されたので設定を依頼された。
重度の筋ジストロフィーで寝たきり状態
呼吸器を付け、思うように会話する事も出来ない
パソコンは、コミュニケーションの道具となっている。
ウィンドウショッピングならぬインターネットショッピング
パソコンは、「足」にもなっている。

初めてあったのは、7年前で、すでに呼吸器を付けていたが、
会話は元気に出来ていた。
指先を動かす事でスイッチ操作をしながらパソコンを操っていた。

病気の進行と寝たきり状態が重なり、使わない筋肉が徐々に衰えてゆく。。
今では、話す事も難しくなり、会話の言葉も単語となった。
指先で操っていたスイッチも、頬に変わり、
舌を突き出し頬を膨らませる事で動作させている。

頬でスイッチを操るにしても、スイッチが適切な位置にある必要があり
ちょっとした事で位置がずれ、作動できなくなってしまう。
たとえパソコン操作の知識があっても、手の指に変わるスイッチが適切に作動しなければ意味がない。

パソコン自体の設定は終えられたものの、満足出来るスイッチの案内は行え切れず
けっして合格点を得られない宿題をもらって帰路についた。

病院から最寄りのJRの駅まで路線バスが通っている。
バス停まで行くと、すでにバスが来ていた。
テニスのラケットを持った女子中学生10数名がジャージ姿で乗り込んでいた。
どうやら、病院の裏手にある学校で試合でもあったらしい。

人が乗ってきたよ！
入り口近くの席に座っている人は、席を譲って！

キャプテンなのだろう
私がバスに乗り込むなり、元気の良い声が聞こえ、「どうぞ、座ってください」と席を譲ってくれた。
バスが発車し、途中のバス停でも人が乗車してくる

もっと前に詰めて！
席を譲って！

元気の良い、清々しい声が車内に響く
駅に着き、バスから降りる。
あたりまえの青空と、あたりまえの風が、とても心地よく感じた。

00:36:07 | shouya | |

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