shouyaの気まぐれブログ

Archive for September 2008

24 September

福岡の。。

会社から帰宅すると、yumeは食事中だった
いつものように、ママに怒られながら
今日は、好きな献立だったのだろう、ご飯を含め盛りつけられたおかずをきれいにたいらげた

相変わらず・・
気分の向いた時だけ、自分でスプーンを持ち口に運ぶが、すぐにスプーンは床に放り出される
ママがおかずを口元に運ぶタイミングに手が出て、おかずが宙を舞う
器を口元に持ってゆき、好きなスープを飲ませるも、ふざけて口横から垂らす
怒られずに食事を済ます事が出来るのは年に何回あるのだろうか。。

朝起きるなり、不機嫌で荒れ狂うyume
ハイな気分で、自身をコントロールできず動き回るyume
要求がうまく伝わらず、イライラして手にする物を投げ回るyume
体調が悪い事を表現できず、苦しげに泣きじゃくるyume

親が口論していると、心配そうに横目で見るyume
親が楽しそうに笑い合っていると、部屋の隅で「フフフ」と笑に参加するyume
パパと一緒に好きな音楽を聴き、リズムに合わせて踊り出すyume
親と一緒にはしゃぎ、興奮し過ぎて収拾がつかなくなるyume
そんなyumeと向き合って18年間
朝からyume、夜寝るまでyume。。

知的障害児(者)には、「介助・介護」という支援制度の概念は無い
症状など人によってマチマチだが
目を離すと何をするか、どんな行動をとるか分らない
授乳期の赤ちゃんをもつ母親の育児に近い状態がいつまでも続き
精神的なストレスは溜まる一方で、心の逃げ道、空気穴が必要となる

yumeが養護学校の小学部にあがった頃
ママはなんだかんだと、yumeの育児が大変だった
私は仕事が忙しく、殆ど家に居なかった
yumeの事は、ママに任せっきりだった。。

頼りたくても頼れなかった！
毎日暴れるyumeに対応する為に、腕は腱鞘炎になるし
殆ど育児ノイローゼ状態だったんだから！
そんな状態になっていたの知らなかったでしょう。。

当時、30代だったママ
私を頼る事が出来ず
養護学校に上がる前に通っていた「希望の家」の先生に頼り
養護学校の担任の先生を頼っていた
幸いにして、ママはまだ「うつ病」を知らなかった
もし、あの時「うつ病」になっていたら。。

・・福岡の事件、殆ど情報がないのでキーワードが気になる
被害者が、特別支援学級に通う男の子
殺害した母親は、精神的？身体的？な病気持ち
学童保育の対象ではなくなっていたので、育児も働く事も難しい。。

気軽に相談する相手はいなかったのだろうか？
子供が通っていた学校の先生は、親の様子は分らなかった？
同居していたはずの家族は心の支えにならなかった？

この事件ではいろんな想いが頭を巡らす。。

23:32:26 | shouya | |

19 September

我が家の必需品

朝起きて、小鍋に水を張り火にかける
寝ぼけ眼で玉ネギを微塵切りに刻み涙する
キャベツ、ジャガイモ、人参と食材を刻み続けて目が覚める
湯だった小鍋に刻んだ食材を入れ柔らかくなるまで煮立たせる
ブイヨンを1個入れて馴染んだところでクリームコーン1缶分を追加する
再び煮立ったところで火を止める
ポタージュスープの素が出来る
食パン8枚切り1枚をトースターで軽くあぶり
小さく手でちぎってポタージュスープの素150cc程と共に「ミルサー」にかける
ドロッとしたところで、バター適量、牛乳適量を加えミルサーに。。
yumeの朝食、ポタージュができ上がる

朝は、口が進まないyume
甘やかしている訳ではないが、流動系?だと素直に食してくれる
一日の元気は、朝食から！
とにかく空きっ腹で作業所に送り出すのは忍びなく
時間に追われる朝ではあるが、パン入りポタージュを作りが日課になった

毎日、毎日ポタージュを刻むミルサーは1年も保たず壊れてしまった
液状になったスープが、回転軸より漏れ始め気を許すと手元、足元が。。

友人から「バーミックス」が良いと薦められ
ママに聞くと、とても評判の機器で鍋のままポタージュを作れると言う
ただし値段は、今のミルサーの4台分。。
ネットでいろいろ調べると、確かに優れた製品との評価あり
さすがに安価の類似品も出回っており、どうしようかと悩んでしまう
良いものと分っていても。。
ママも含めて使い勝手が我が家のスタイルに合うかどうかは分らない
結局。。
国産ブランドの中国生産品?「マルチブレンダー」をオプションを含めて8,000円程で購入（バーミックスの４分の１）
操作利用にコツがあるものの、スープ類を作るにはとても楽!!
後の洗浄も簡単で手間がかからない。。

今や、寝ぼけ眼でスープを作る私のお気に入り
yumeのDVD機器に並ぶ、我が家の必需品となった

はてさて。。
毎日の日課に耐えてくれるだろうか
それとも・・

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22:03:17 | shouya | |

12 September

yumeのチュ！　パパからチュ!!

チッ!　チッ!　チッ!　チッ!
左右に振れる人さし指が、リズムを刻み
トン!　トン!　トン!　トン!
上下に跳ねる身体が、リズムに乗る

お気に入りの音楽
今日の気分にあった音楽のリズム
yumeの笑顔も弾んでいる

同じリズムを刻むなら。。
安室やカエラの曲もどうよ?
と、たまたま流れていたテレビを見せるも「プッ」と電源ボタンを押す始末
そのくせ選ぶ曲は難しく
アレはダメ！これはダメ！とDVDラックを行ったり来たり
それでもyumeが喜ぶ顔をと汗が出る。。

ジメジメした蒸し暑い夏が過ぎ、yumeも落ち着きを見せる
4月からの新しい環境に、ようやく「居場所」を見つけた様子
何か、一皮むけたような、少し成長?したような
「赤ちゃん」から「子供」へと成長した顔をのぞかせる
一瞬ではあるが、年相応の「少女」の顔を見せる時も出てきた
いや、これはきっと親バカの視線。。

すっかり定着してしまった、夜中、明け方の「う～ん！」
2時頃に”おしっこ”に成功し、満足顔で床に戻る
明け方に”うんち”に成功し、これまた満足顔で床につく
起こされる私は、ロボットのごとくyumeの耳元で「う～ん!!」
時には、自分がどっちに向いて寝ているのか判らず、柱に頭をぶつけるも
yumeの満足げに床に戻る姿を眺め「よかったね！」と声をかける
おかげでこっちの睡眠リズムは狂ったまま
素直に喜んで良いやら、悪いやら。。

いままでの夜中の行動も、もしかすると「う～ん！」だったのかも知れない
気付くのに遅いダメ親だ!!

ただいま～！と帰宅する
相変わらずスピーカーに張り付いているyumeに近寄り
お帰りのチュ！は？と声をかけほっぺたをさしだす
「仕方ないなぁ」とばかりに私の頬にキスをするyume
じゃ、パパからチュ！と声をかける
これまた「仕方がないなぁ」とばかりに私に頬を向けるyume

いままでトライしてきたが、一度も成功しなかった「お帰りのチュ！」
しら～っと、無視して終わりだったyumeの反応が変ってきた！
ちょっと、コミュニケーションがとれた気分になり疲れがとれる、癒される。。

テレビを見ていると、後ろの方から。。
ママにチュ！は、はい！ママにチュ！
と、チャレンジしている声が聞こえる
フン！　分ったわよ！　しぃ～らない！

・・・ダメだったようだ

00:24:16 | shouya | |

03 September

二日酔いの妖精。。

私は、むらさきの妖精ヘザー。。
フェアリーランドを色のある平和な世界にもどすために7人の妖精を探すたびに出かけるの！
さぁ！みどりの妖精ファーン、私の後に付いてきなさい！

むらさきの妖精ヘザーは、3人兄弟の末っ子で小学4年生の女の子
・・私は、みどりの妖精ファーン
彼女の学習机には、虹の色をイメージした妖精の物語、7冊が置かれていた

ヘザーが子供ベッドの周りを身軽に回る
その後を、ドタドタと身重に二日酔いファーンが回る
ヘザーがベッドの上に飛び乗り、身軽に床に舞い降りる
その後を、ドタドタと身重にファーンが付いてゆき、ベッドがきしみ床もきしむ

＊～＆＄＃＠！！
妖精の杖である色鉛筆を振り回し、ヘザーは、呪文を唱える
？？！！？？＠！！
だみ声ファーンも呪文を真似て唱える

ちょっとタンマ！！
軽快に動き回っていたヘザーが止まる
～ん！　盛り上がんないな！
shouyaさん、もっと弾けようよ！

8月の半ば、yumeが恒例のＹＭＣＡ夏キャンプに出かけたのを良い事に
親にとっても夏休み・・
ママと私は、五日市に住む友人宅で3日間過ごす事にした
普段はyumeの世話があるのでアルコールを楽しむ事が出来ないが
みんなでワイワイ楽しく飲む酒、美味い酒
この時とばかりに調子に乗って飲んでしまい、体中がヘラヘラと笑い出す

2日目の午前中、友人夫婦が用足しで外出するので留守番を引き受けた
私は、親たちが帰ってくる間、ヘザーにお相手してもらえる事になった。。
いわゆるゴッコ遊びは、数十年ぶり
目の前に鏡でもあれば、きっと吹き出していたに違いない
二日酔いで浮腫み顔の妖精が。。

もっと盛り上がれる事はないかなぁ?!
腕を組み真剣に考えるヘザー
shouyaさんもチャンと考えて!!
ボーッとした頭がグルグル回る
とりあえず、ゴッコ遊びから開放されたくて、必死に室内を見回す
トランプが目に入る!

そういえば、昨日、トランプの手品を見せてもらったね!
あれ、上手かったなぁ!!
おじさんにもう一度見せてもらえないかなぁ、どうだろう?

ああ!　ホント！
いいわよ、じゃshouyaさんにトランプを切らせてあげる!!
その間に、どの手品にするか決めるね!
ちょっと曇りはじめた姫の目が、ギラリと輝いた!!

まだまだ、可愛い少女
話していると、私の膝の上にチョコンと座りにきてくれる
あと何年、こうして相手をしてくれるのだろう?
そのうち、目が合っても「見なかった」事になるのだろうか。。

今度来る時までに「呪文」憶えておくね!!

00:24:09 | shouya | |

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