shouyaの気まぐれブログ

Archive for June 2008

23 June

雨の日に。。

朝から雨降る日曜日、本格的な梅雨模様
布団の中で窓辺から漏れる雨音を聞きながら微睡むyume
遅い朝食を済ませたあとも昼過ぎまで、小猫のように寝息を立てていた

穏やかに微睡む時間
穏やかに流れる時間
少し湿った風と雨音が心地良い
yumeに安らぎを与えてくれたようだ

雨の中、買ってもらった新しい傘を差しパラパラと響く雨音を楽しんだ
水たまりを見つけては、長靴でバシャバシャ歩き舞い上がる水しぶきを楽しんだ
気がつくと、長靴の中は雨水が溢れ、歩く度にボゴボゴと音を立てていた
雨の日は雨の日で楽しんでいた
そんな子供の頃が自分にあった事を思い出す

今日は雨かぁ。。
そんな重い思いで傘を差し、外出する様になったのはいつの頃からだろう
傘にあたる雨音も感じず、水たまりも邪魔と思い除けて歩く
身体が濡れる事に不快感を感じる
今更、雨の日を楽しむのもおかしいが。。

雨が降ったら、ピッチャンチャン
雨が降ったら、ポンポロロン

急にフレーズを思い出す
確か、高校生の頃に手にした絵本
なんだったかなぁ。。

01:48:14 | shouya | |

19 June

yume、18歳にして初めての落書き。。

ねえ、チョットこれを見て！
私が食事を用意している間にイタズラしたみたい。。
でも、うれしかった！

ママが指さす冷蔵庫の扉には、ピンクのマーカーでぐるぐると線が描かれていた
幼い子がクレヨンを手にして落書き遊びを楽しんだような跡
ママが気付いた時は、キャップが外れたピンクのマーカーが床に転がり
機嫌よく遊び回るyumeの手は、ピンクに染まっていたと言う
yume、18歳にして初めての落書き。。

棒状の物を口にくわえる事が好きなyume
棚のペン立ての筆記用具は格好の獲物
今までに何本のボールペンがダメになっただろう。。
気がつくと、唾でベトベトになったボールペンが床に転がっている
筆記用具を手にしたからと言って、何かを「描く」事はなかった
そのような「使い方」を目的に手にしたのは、学校の授業
少なくとも、一人で本来の目的を果たすために手にした事は無かった

yumeは、このところ気分が安定している
作業所でも昼食を口にする事が出来、完食する事もあると言う
職員さんに笑顔を見せる事が増えはじめたらしい。。
家でも穏やかな表情を見る事が出来、精神的にも安定しているように感じる
先週までの「荒れ模様」が過ぎ去り、カラッとした天気の様な状態のyume

そんな安定した気分の中、たまたま手にしたマーカー
冷蔵庫の扉の前でキャップが外れ、ちょうど絵を描く様なタイミングになったのだろう
yumeは、落書きを楽しんだとは考えにくいが
そこは「親バカ」、都合の良い方に理解したい、思いたい。。

yume！　やったじゃないか！
おまえもやれば出来るじゃん！！
良くできました！
次の作品を待ってるぞ!?

01:19:04 | shouya | |

15 June

岩手・宮城内陸地震で被災された方々を想う

被災された方々を想う
行方不明になられている方々を想う
亡くなられた方々とご家族を想う
これ以上大きな余震が続く事なく、被害が増えない事を。。
どうか、一日でも早く癒される事を。。

00:17:58 | shouya | |

09 June

25年ぶりにバイクにまたがる

友人の二十歳になる長男が中古のバイクを購入した
カワサキの400ccロードスポーツ(今ではネイキッドと呼ぶそうだ)
私が学生時代にバイクを乗り回していた事
そして、今でも250ccのスクーターで通勤をしてる事を私の友人である親から聞き
購入検討に当たって、相談されていた
結局、何も役に立てなかったが、彼(長男)は友人らの協力を経て購入に至った
まだ学生であるため、購入資金を昼夜にわたる複数のアルバイトをこなし準備した

バイクは事故の事を考えると不安
嬉しそうに出かけるけど、戻ってくるまで心配だなぁ
男の子である以上、バイクに興味を持ち楽しんでくれるのは良いのだけど。。
友人は、「親」の顔をのぞかせる

「どうにか、希望の車を見つけ購入しました！」
と、彼から連絡が入ったのは2週間程前の事
先週、納車されたそうだ

yumeの気分転換も兼ね、友人宅を訪問する
ガレージに置かれているバイクを目にする
既に走行距離は２万キロを超えている代物だが、程度は良さそうだ
昨日は、彼のバイク仲間と共に、都内を抜けて千葉の方までツーリングを楽しんだと嬉しそうに語る

じゃ、エンジンの音を聴かせてよ
と、乗せろと言わんばかりに彼を促す
ブウォン！
キーを回し、素直にかかるエンジンの音
4気筒エンジンが小気味よい

「shouyaさんも乗っていたんですよね？」
そだね、クラッチ付きは25年も乗っていないなぁ
「どうです？　乗ってみません？」
いいの？　ホントにクラッチは久しぶりだから、こけるかもよ
「あ、こけちゃイヤです！」

彼から、キーを受け取りエンジンをかける
ガレージ内で、クラッチの繋がる場所を確認するもすぐエンスト
その様子を心配そうに眺める視線を背中に感じつつも再びエンスト
中古ではあるが、整備は良く変な癖は感じない、素直にクラッチは繋がってくれる
車体の取り回しも、25年前に乗っていた物より安定して扱いやすい

じゃ、チョット一回りしてくるね！
と、言い残しスッとガレージから乗り出す
出だしでエンストするかな？と思っていたが、素直に反応してくれた
丘の中腹にある友人宅を出て、周囲を一回りして戻る

スクーターには無い、ギアチェンジ後の加速、4気筒エンジンの感触、バイクとの一体感
あれ、こんなに素直に乗れるものだったかな？と、思わずニヤリとしてしまう
25年前といえば、彼にとっては「歴史」的な時間
そんな前の代物に乗っていた私にとって、今のバイクの作りに改めて新鮮さを感じる
俺、こんなにバイクの運転上手かったっけ？
と、思えるほど、取り回しが楽なのだ
エンジンの回転もスムーズでストレスを感じない
わずか数分の事だったが、yumeに振り回されたこの1週間の鬱積が吹き飛んでくれた気がした

「なんか、目が違いますよ！」
一周して戻ってきた私に冷やかし気味に声をかける彼
よほど嬉しそうな顔をして私は戻ってきたのだろう

彼の父親と同じ年の私
彼の目には、自分のバイクを嬉しそうに乗り回す髭オヤジがどう映ったのだろう？

じゃ、俺のスクーターと一緒にツーリングでもするか?!
とは、さすがに誘えなかった

00:32:18 | shouya | |

06 June

yume荒れて、パパの罰金２万円

yumeに手を上げたら、罰金１万円！
今年、ママと決めた我が家のルール
パパの罰金合計が２万となる

食卓に用意した「ご飯茶わん」が、「おかず」が宙を舞う
手が出る、足が出る
yumeが通り過ぎた跡はハチャメチャ、家中がかき回される
yumeが荒れ、あまりにも手が付けられない
意味なく暴れている訳ではない事は承知しているのだが。。

今週は、最悪の状態だった
顔は痙り、笑顔が出ない
何をしていても満足出来ない、気持ちのやり場が見つからない
夜は寝つけず、あっちウロチョロ、こっちウロチョロ
私にしがみついてくるものの、何を求めているのか分らない
どうにかこうにか寝かしつけるも、ちょっとした音で目が覚める

ウォ～ム！　ウォ～ム！
真夜中2時、低く響き渡るyumeの声
近所に聞こえちゃまずいと、添い寝してなだめるも効果無し
私に起きろと指示をして「抱っこ」と抱きつくも
腕を抓る、首を抓る、脇腹を抓る
耳元で歌を唄うも
腕を抓る、首を抓る、脇腹を抓る

突然、立ち上がり、私の腕から離れ家中をウロチョロし出す
私には意味不明な「何か」を求める指示を出す

だから、どうしろと言うのだ！！
今のおまえは何なんだ！？

時計を見ると針は4時を回っている
会社が休めるならば良いが、なかなかそうも出来ない
月曜の夜から3日3晩、連続してこの状態
なんとかかんとか我慢して、yumeの慰めを行ってきたが
私もついに限界、手が出る、足が出る
熱海の「貫一、お宮」の銅像ではないが、しつこく迫るyumeを蹴飛ばす
ウォ～ん！と転がるyume
それでも起き上がり、私に抱きついてくる
yumeの目が「何故？」と訴える。。

自分の状態が分らないyume
どう表現して良いか分らないyume
私たち親にしか助けを求める事が出来ないyume
そして、それを受けとめきれない「親」

今週は、台風が関東の南を横切った
見方によれば、yumeの「荒れ」もこの低気圧の通過に同期した
それに伴い、風邪を引いたか熱が出る
生理も近くお腹が痛い、頭が痛い
精神的からか、吐き気も伴う
さらには、親にも判ってもらえない「悲しさ」が重なる

木曜日になって、ひと山越えたyume
夜には、笑顔を見せてくれるようになった
後から冷静にyumeの状態を見てやれれば
理解してあげられる「信号」は幾つもあるのだが。。

作業所から帰ってきたyume
マーラーの歌曲集DVDを観る、聴いている
落ちついてDVDを観れるのは久しぶり
その後ろ姿を観る私の首筋は、yumeの引掻き傷が疼いている

20:02:13 | shouya | |

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