shouyaの気まぐれブログ

Archive for May 2008

27 May

道路交通法の改正が、yumeの楽しみを取り上げる？

もうすぐ迎える六月
気になる道路交通法の改正が施行
自動車の後部座席乗車者にもシートベルトの着用が義務付けされる

人混みの少ない場所を求め、地方都市の美術館やデパートへ
車による移動がかかせないyume
ひとところにジッとしている事が難しく
今までにも助手席に座らせてみたりチャレンジを試みているが
シートベルト着用は数分しかもたないyume

道交法の改正が、yumeの楽しみを取り上げてしまうのか？
慌てて、yumeを知る「お巡りさん」に聞いてみる

「6月1日から施行されますが、当分は高速道路のみ適用ですので問題ありません。
yumeちゃんに関しては、万が一取締りにあっても、説明をすれば特例の措置で切符処理はしないと思っていて良いです。」

と、うれしい回答をいただいた
勿論、「愛の手帳」など、yumeの状況を説明するに必要な書類は携行しておく事は必須だ
ただ、いろんな「警察官」がいて、人柄による応対も違ってくる
取り締まり時には、いわゆる「先入観(シートベルト未着用＝違反者)」の意識が入る
地域、所轄毎に「障害者」対する解釈・知識・対応も異なるだろう
どこでもyumeの事を理解してくれる訳ではない

yumeだけ、我が家だけの問題ではない
障害、病気といった様々な症状があり、シートベルト着用が難しい方は多くいると思う
「取り締まり」の場において、
うまく言葉で説明できない事柄・事例もあるだろうし
家族であっても、言葉での説明自体が苦手な方もいるだろう
萎縮してしまう方もいるだろう
どうか、「お巡りさん」の「聴く」姿勢で臨んで欲しいと願いたい

～道路交通法第７１条の３第２項～【普通自動車等の運転者の遵守事項】
自動車の運転者は、座席ベルトを装着しない者を運転者席以外の乗車装置（当該乗車装置につき座席ベルトを備えなければならないこととされているものに限る。以下この項において同じ。）に乗車させて自動車を運転してはならない。ただし、幼児（適切に座席ベルトを装着させるに足りる座高を有するものを除く。以下この条において同じ。）を当該乗車装置に乗車させるとき、疾病のため座席ベルトを装着させることが療養上適当でない者を当該装置に乗車させるとき、その他政令で定めるやむを得ない理由があるときは、この限りではない。

23:50:07 | shouya | |

25 May

yumeとシューベルトと別世界

チャッチャッチャッ、チャァ！
チャッチャッチャッ、チャァ！
チャッチャッチャッ、チャ！　タカタントントン！
チョチ、チョチ、チョチ、チョチチョ！

yumeがお気に入りのDVDを見ながら、楽しそうにリズムを口ずさむ
レナード・バーンスタインという指揮者が演奏するシューベルトの第9交響曲

昨年末、HMVで輸入盤を購入した
単調なリズムの繰り返しで演奏によっては飽きてしまう曲なのだが
映像と併せて聴いてみるとイメージが変る
70歳を超えたお爺さん指揮者の表情がとても魅力的だ
堂々と音を鳴らしたい時には、威厳に満ち
軽やかな優しいリズムの時には、チャーミングに
ロマンチックなリズムの時には、高揚感を
実に楽しそうに指揮をする

チャッチャッチャッ、チャァ！
チャッチャッチャッ、チャァ！
チャッチャッチャッ、チャ！　タカタントントン！
そして、yumeもその演奏にのめり込む

我を忘れたかのように別世界へと旅立つ
曲が終わったにも関わらず、元の世界に戻る事を忘れる事がある
指揮者の高揚感につられるのか、曲が、リズムが頭の中で響き渡っているのか
暴走し、やがてパニックとなる
そして、親はyumeを現実の世界に引き戻すのに苦労する。。

楽しんでもらえるのは、大いに結構なのだが
自分自身でコントロール出来なくなってしまうのは困ったものだ
だからといって、「別世界へと旅立つ」事を取り上げるのは。。

18歳ともなれば、いろんな感情が芽生えてくる
成長期の身体のバランスもあるだろう
普通の子でさえ、微妙なお年頃。。
yumeにもyumeの世界があっても良いはず

5月も後半に差し掛かり、新しい生活の場である作業所でも、若干の落ち着きを見せ始めてきた様子
自宅に戻ってからも、穏やかな表情を見せる様になった

yumeには、yumeのペースがある、リズムがある
親として、日々の生活を指揮するものとして
「威厳」と「チャーミング」と「高揚感」の表現を忘れず
楽しませてやらなければならないと思うのだが。。
このところ運動不足、体力不足を自覚する

気がつくと、テレビを見ながら、船を漕いでる。。

※DVDの紹介はHMVの広告ページを利用しました。

00:17:32 | shouya | |

16 May

夜中に現れるピラミッド!?

最近、夜中に目が覚める
何よりも珈琲が好きで利尿作用の成せる技か、はたまたそれなりの歳に因るものか。。

二時頃、目が覚め、トイレに行きスッキリして戻る
闇の中で、布団がピラミッドの様に立っている
最近はすっかり見慣れた光景だが、はじめて目にした時は驚いた
目を凝らしてよく見ると、立った布団が小刻みに揺れている。。

ピラミッドの正体はyume
なんというタイミングなのだろう
私が布団から離れた隙に占拠する
特に、私を見張っていた訳ではないだろうに・・

私が布団に潜り込む
フフフ・・
yumeは、私の顔に頭を重ねる、枕とする
スー・スー・・
やがて寝息が聞こえてくる
ソッ・・
頭を逸らし、yumeの寝顔を眺める
小猫のような、安心しきった寝姿・・

そして明け方の四時頃
ス・スッ・・
私の布団から抜け出し、自分の布団に戻って行く

二時間おきに起きる、起こされる
この数ヶ月、すっかりこのパターンとなってしまった
辛く無いと言えば嘘になる
でも、私の布団に潜り込み、穏やかな寝顔を見ると何も言えなくなる

良い夢を見ろよ!
と頭をなでる

00:24:05 | shouya | |

09 May

全国で障害児学校併設の寄宿舎が廃止される!?　決定済み!?

知人より緊急なお願いとして、署名依頼が来た。
全国の特別支援学校(今年の3月までは養護学校の名称)に併設されている寄宿舎が、廃止される事になっているという。

ただでさえ生活環境を整えるのが難しい障害者家庭。
障害を持った子供を、一般の学校に行かせる事は出来ず、特別支援学校に通わせる事は避けられない。
東京など一部の地域では、特別支援学校の数はそこそこあるが、地方はというと県内に一校あるかないかといった具合だ。
そのため、「通学」はままならず学校併設の「寄宿舎」に委ねる事になる。
その「寄宿舎」が廃止されるというのだ。

そして教職員の数も減ってきている。。
都内の普通高校の学校事務員は、たった５名。
いわゆる先生方への実務処理が当たり前になってきている。
生徒たちと向き合った、授業に専念できる訳が無い。

い・つ・の・ま・に。。

そのため昨年末に東京の関係者は都議会に廃止の見直しへの要望書を提出していた。
残念ながら都議会では「不採択」となってしまっている。。

今回の知人からの情報では、この六月六日に「文部科学大臣」宛てに署名と共に要望書を提出する「国会請願」を行うという。

「自立支援」を掲げるなら、自立したくとも出来ない、自立させたくとも支えられない家族、家庭を視野に入れた取り組みを行うべきだ。
誰のための法なのか、良く考えてもらいたい。

yumeにとっても他人事ではない

01:31:08 | shouya | |

04 May

yumeにもsuicaを持たせたい。障害者用のsuicaを！

すいません、何か対応方法はありますか？
雨の中、yumeさんの機嫌が悪く、靴を脱いでしまって履いてくれないんです。
靴を履いてもらえるようにしているんですが、やはり暴れてしまって。。。
こんな時、お母様はどのような対応をされていますか？
yumeと出かけた介助サービスの方からの電話が入る

月に2回ほど、金曜日の夕方にリトミック(音楽療法)に通うyume
福祉サービスに介助を依頼して、隣町まで連れて行ってもらっている
普段は車に乗り込み、ドライブを楽しむyume
そればかりではまずいだろうと、交通機関を利用出来る訓練も兼ね、JRでの移動をお願いしている

この日は、午後から強い雨が降っていた
4月から通い始めた作業所での生活スケジュールに慣れきれていないyume
雨の中、介助の方と徒歩で駅に向かい切符を買って電車に乗り込むのだが
駅に着くと連休前の影響か、切符売り場が混雑していた
ただでさえ「待つ事」が苦手なyume
普段ならすぐに買える切符が、勝手が違う
順番待ちを余儀なくされて、しびれをきらす
やっとの事で切符を手にして電車に乗り込むが、yumeの機嫌はレッドゾーンにあと一歩
乗車時間は10分程だが、yumeには長い時間と感じるようだ、不機嫌顔になっていた

国立市の公民館を借りたリトミック教室は、駅からyumeの足で10分程
行きは渋々歩き、それでも1時間のリトミックを楽しんだ
先生が弾くピアノを中心に、音楽学校の生徒さんがスタッフとしてフォローする
yume達も何かしら楽器を持たせてもらい、リズムに合わせ弾む、踊る
特に、演奏を強制する訳でも無く、各自その時の気分次第で参加する
yumeなりに参加し発散するも、調子が出る頃に時間が終わる
なので、若干消化不良のyumeとなる

その日も、楽しんだものの気分は「これから～！！」のところで終わってしまった
教室のある公民館を出ると、外は雨
再び駅まで歩き、切符を買い、電車に乗って家まで帰る事を思い描いたのか
「雨の中、歩きたくな～い！！」と、ワガママが出た様子
外に出た途端、靴を脱ぎ抵抗する、あっという間に靴下がびしょびしょになる。。
介助の方は、傘を片手に、ストライキに突入したyumeに振り回される

慌てて靴を履かせる、yumeはサッカーをするように靴を蹴飛ばす
だめ～！！
と慌てて靴を履かせる、雨の車道に靴が飛ぶ！！
雨の歩道で、二人の死闘が繰り広げられる。。
介助サービスの方も、こんな状態のyumeには初めてだった
いつもより30分程遅れて、ヨレヨレになった二人が帰ってきた

yumeにとっては、いろんな意味で環境が変り精神的にも不安定な時期
駅での切符購入に時間が取られたのもイヤだったに違いない
せめてsuicaが利用出来れば、並ぶ必要も無く助かったのに。。

ママから状況を聞き、JRのサイトを調べてみる
子供用のsuicaは用意されているのを確認出来たが、障害者向けのsuicaは考えられていない
yumeの様な子は勿論の事、お金の出し入れが困難な身体の不自由な方にとってもsuicaがあるとどんなに助かるだろう。。

割引を期待せず、一般料金で利用せよ！！
そんな声が聞こえてくるが。。

03:05:48 | shouya | |

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